インカの石組み ペルー クスコ
クスコにあるコリカンチャ(太陽神殿)の石組み。これが見たかった。
インカ時代に積まれた石は大小いろいろな大きさがある。
その石たちは、今も生きているように組み合わさっている。
宗教美術博物館の外壁には、12角の石もあった。
インカ時代の加工技術がいかに高かったかわかる。
インカの石組みの特徴は、緻密な石造建築へのこだわりだ。
石組みの隙間には、剃刀の刃も入らないと言われている。
わずかな隙間すらないぐらい完璧を目指していたようだ。
そこまでこだわるのは、インカの自然が厳しかったからでもある。
雨期には洪水や土砂崩れが多かったようだ。
その自然の猛威に負けない精巧な作りを目指したのだろうか。
これだけきっちり組まれていたら、地震にも強いだろう。
その英知に感銘を受ける。