インカ時代から聖鳥としてあがめられてきたコンドル。
大きな岩の前に石に刻まれたコンドルが東向きに配置されている。
このコンドルのレリーフは「拷問の場」の前の広場にある。
インカの石工はヒワヤといわれる黒く固い石で、自然石を加工していた。
石を切るというよりは、打ち砕いていたという。(インカ皇統記)
大きな岩や拷問の場を囲むように長い石壁がある。
この壁にも「ニチョ」(壁のくぼみ)がいくつもある。
ミイラか生贄か何かが配置されていたのだろう。
コンドルは神々が住まう天の世界(ハナパクチャ)へ、人々の願いや魂を運ぶ使者の役割を担っていたという。
地上と天界を結ぶ場所だったのかな。
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