ピオ・クレメンティーノ美術館
ヴァチカン美術館といえば、システィナ礼拝堂だろうが、人でいっぱい。
時間があれば、ピオ・クレメンティーノ美術館も見ておきたい。
クレメンス14世とピウス6世のコレクションによる美術館。
ローマ皇帝やローマ神話の神などの古代彫刻のコレクションが見られる。
ラオコーン Laocoonte
1世紀後半、ティトゥス帝の要望でロードスのギリシア人が彫ったという。
「ギリシア人が差し出した”女神アテナへの供え物”の木馬に、トロイアの司祭であったラオコーンが槍で一撃したため、怒ったアテナが蛇を送ってラオコーンと二人の息子を殺した」というのが題材である。
ヘレニズム期の作品。あまりに素晴らしいので、ユリウス2世が購入した。
Liver God (Arno)
ここは、そんなに人が多くなくてゆっくり鑑賞できた。
すばらしい彫刻を心行くまで堪能できる。
ベルヴェデーレのトルソ The Belvedere Torso
ミューズの間 Sala delle Muse にの中央にある。
紀元前1世紀の作品で「アテネのアポロニウス作」と彫られている。
ミケランジェロが称賛し、システィナ礼拝堂のフレスコ画の一部の着想を得たという。
聖ヘレナの石棺 Sarcophagus St Helena
このほかにも、数々のコレクションに目を奪われる。
円形の間。ここでも人が多かったのだね。
これでもましなほうである。
ゆっくり見るなら、ヴァチカン美術館の素晴らしいサイトをどうぞ。
Vatican Museums – Official Website
ちょっと重いけど、貸し切りで美術鑑賞できる気分。