逆流性食道炎って怖い病気? どんな症状?
週末は体について考えます。
ピロリ菌を除菌していらい、食後にのどのつっかえ感がある。
気になっていたので勉強してみた。
オンラインで見た。
「逆流性食道炎ってどんな病気?」
九州大学の伊原 栄吉 先生が講演。
逆流性食道炎という名前が世の中に通っているが、
胃食道逆流症(GERD)の中の一つであるという。
GERD:Gastro Esophageal Reflux Diseaseの略でガードとも呼ばれる。
以前の日本人には少なかったそうだ。
現在はかかっている人が増えている。
胃酸分泌が増えているのだという。
その原因は3つある。
- ピロリ菌の感染率が低下
ピロリ菌は悪性リンパ腫の原因にもなっていた
胃酸も弱かったが胃酸の強い人が増えている
- 食習慣の欧米化
動物性タンパク質の摂取が増えている
魚類をとれば胃酸は減る
- 肥満
胃食道逆流の増加もある。
高齢化で亀背の方が増えていること、食道裂孔ヘルニアややっぱり肥満が原因。
GERDの症状に「 胸やけ」があるのだけど、ちょっと違う気がする。
と思っていたら、症状は人によっていろいろなのだそうだ。
いわゆる胸やけだけでなく、咳や飲み込みにくさもあるらしい。
生活の質(QOL)や労働生産性が下がってしまうとおっしゃっていた。
食道がんは稀だそう。ちょっと安心。
「診断方法と紛らわしい病気」について群馬大 栗林志行先生が講演。
GERDの症状は、胸やけ、食べ物がつかえる、のどがイガイガ、
咳が出る、寝ていると逆流、歯が溶ける、耳痛、呑酸。
患者によって症状が違う。
パターンが様々である。
自己記入式問診票(PRO)や改訂Fスケールを紹介されていた。
胃食道逆流症 GERD 診療ガイドライン2021に従って説明されていた。