南相馬市の小高神社。
東日本大震災で鳥居が損傷した神社である。
鳥居の新しい部分がはっきりとわかる。
復興直後の鳥居の姿。
壊れた鳥居を見ていたので感慨深かった。
撮影の人も多い。
なんでこんなに多くの人が訪れていたのかというと。
相馬野馬追の神事が復活したからだ。
野馬懸という神事である。
騎馬武者数十騎が裸馬を境内に設けた竹矢来に追い込み、
白鉢巻に白装束をつけた御小人たちが、
荒駒を素手で捕らえ神前に奉納するという古式にそった行事。
砂煙が上がるぐらい、本気で馬を追っていた。
なかなかの迫力である。
白鉢巻に白装束をつけた御小人(おこびと)と呼ばれる者たちが、
多くの馬の中からおぼし召しにかなう荒駒を素手で捕らえ神前に奉納する。
昔の名残をとどめている唯一の神事といわれ、
国の重要無形民俗文化財に指定される重要な要因となったという。
最終日にしめやかに行われるので、これだけを見に行っても良い。