牧野植物園 フタリシズカ
花が咲いていないからわかりにくいが。
面白い名前をつけるよね。
学名: Chloranthus serratus
本州・四国・九州、朝鮮、中国に分布し、低山地の林内に生える多年草。
和名は、普通花穂を2本つける様を能楽「二人静」にて静御前の霊とその霊にとりつかれた菜摘女が二人で舞う姿にみたてたことから。花期は5月。
近縁種のヒトリシズカは、フタリシズカが花穂が2本なのに対して
1本であることからついたようだ。
古くは「吉野静」とよばれ、『和漢三才図会』(1712年) に「静とは源義経の寵妾にして吉野山に於て歌舞のことあり。好事者、其美を比して以って之に名づく」とその由来が記されている。「一人静」の名は、近縁種のフタリシズカがふつう花序を2本もつことと対比させている。
花の咲く5月にまた行きたいものだ・・・
高知の夏の植物園は酷暑である。