ヴェネツィアの街歩き
自動車が入れない街。自分の足で歩くしかない。
道が入り組んでいて最初はわかりにくかった。
歩いているうちに、地図が頭に入ってきた。
ヴェネツィアの街になじんでいく気分。
小さい運河がそこここにある。
お約束のゴンドラも浮かんでいる。
ヴェネツィアといえば、ゴンドラと仮面舞踏会。
いかにも観光客向けで、ゴンドラに乗る気はしなかった。
イタリア人観光客もゴンドラに乗っていた。
運河越しにため息の橋が見える。
訪れた場所をまた違う角度で見るのも良い。
サンマルコ広場のヴァポレット乗り場を何度もつかった。
小銭じゃないと頑としてチケットを売ってくれなかった。
売り場のおばさんのイタリア語とブロークンなスペイン語でケンカした。
それでもやっぱり売ってくれない。
「それなら乗らない!」とリアルト橋まで歩いたこともあった。
それからは、スーパーで小銭をもらうように気を付けた。
その土地で暗黙のルールはある。