急がば回れの語源の橋
急がば回れの語源の場所が滋賀にある。
「いそがばまわれ瀬田の唐橋」である。
琵琶湖から流れる瀬田川にかかる橋である。
ことわざ「急がば回れ」の語源は、「もののふの 矢橋(やばせ)の船は速けれど 急がば回れ 瀬田の長橋」という短歌に由来している。
当時、京都に向かうには(距離の短い)草津の矢橋から大津まで船で琵琶湖を渡る方が早かったが、比叡山から吹き下ろす強風によって危険な航路だったため、急ぐなら(距離の長い)瀬田の唐橋を通った方が安全だという意味で、このような歌が詠まれた。
日本三名橋の一つで近江八景「瀬田の夕照」で名高い名橋なのだが。
ビジネスタイムには、かなり混んでいる。
唐橋周辺というより、瀬田川を渡る橋はどこも流れが悪い。
滋賀県自体が、琵琶湖とそこにつながる川のために渋滞が多い。
大雪の際に彦根で大渋滞になったのも理解できる。
そうでなくても混んでいるのだ。
唐橋もJR石山駅か京阪の唐橋前駅から歩いて観光するのが良いと思う。
石山寺には叶匠寿庵の店も出ている。
気持ちの良い季節になってきた。
琵琶湖岸ウオークを楽しみたい。