シアターで涼んでから植物鑑賞を再開。
回廊にはミストシャワーも出ていた。
日陰を探して歩く。
回廊のそばにも植物が展示されている。
ジョウロウホトトギス。
牧野先生が1887年に横倉山で発見して和名を付けた。
学名:Tricytis macrantha Maxim
高知県の石灰大地に分布。観賞用にも培養される。
10月頃に大きさ約4㎝の筒状の鐘型花が咲く。
このときは咲いていなかったが、花色は鮮やかな黄色。
牧野先生によると
初めて生品を見たとき、花が上品でしかも美しいので上臈(宮中に奉仕する貴婦人)の美しさにたとえた
という。
植物図の中では、
「紀州那智にも同種あれども品種は土佐の者に劣れり」と仰っている。
土佐びいきであろうか。