25年以上前のモスクワ
旅の原点について語りたい。
ソビエト連邦が崩壊し、ロシアになったころ。
モスクワとレニングラード(現在のサンクトペテルブルグ)を訪れた。
当時の赤の広場。
あいにくの雨。冷たい雨だったと思う。
ゴールデンウィークの頃に行ったが、まだ寒かった。
まだ自由に旅をするのは難しくて、手配旅行だったと思う。
ある大学のドミートリーに宿泊させてもらった。
学生の頃にロシア経済について調べたことがあり、興味を持っていた。
ソウルオリンピック(古い!)でのソ連の選手の活躍を見ていた。
勝利への執念みたいなものを感じて、どうしてそこまで?と思った。
第二外国語でロシア語を選択した学生時代。
専門科目より熱心に勉強していたと思う。
中国人留学生が日本語でロシア語を教えられていて気の毒だった。
政治的な興味はなかったが、ロシアに行ってみたいと思っていた。
そこで初めて旅行したのが、ロシアになってしまった。
もともと、百人一首を「わ行」から覚えてみるとか、ニッチを狙うところはある。
今思うと、なんでロシアだったのかなあと、ちょっと不思議である。
この25年で、ロシアは大変なことになってしまった。
ロシア経済を調べていても、厳しいなとは思っていた。
なんとも、悔しいことである。
個人個人は、とてもやさしい人たちなのに。
ちょっと酒飲み で、さぼりがちだけど・・・