antiguate’s diary

グアテマラ好きの旅人です。中南米やアジアの思い出を綴ります。

白山

クロユリ 石川県の花

昨日の全国女子駅伝では1区の五島選手の力走が光った。 石川県の被災地への思いがこもっていた。 五島莉乃の話 沿道から絶えずに「石川がんばれ」という声をかけてもらえた。走りながら胸がいっぱいになった。石川のみなさんに少しでも自分たちの走りが届け…

オヤマリンドウ

空の青さは美しい。 山にある青い花は凛々しくて好きだ。 そしてリンドウの青さが特にいい。 だから山に行くと自然と探している。 白山だったらオヤマリンドウ。 朝露に濡れた花がみずみずしい。 オヤマリンドウ(御山竜胆 Gentiana makinoi)は、山地の亜高…

白山 別山へのきつい道のり 油坂

白山から南竜が馬場へと向かう道。 別山を背景にキャンプ場が見えてくる。 室堂は白山山頂を目指す人々で込み合う。 南竜が馬場は山小屋もあれば、野営場もケビンもある。 山の楽しさを味わうならこちらだろう。 野営場のトイレはあまりきれいではないが テ…

白山頂上 ご来光とお池めぐり

高山植物の宝庫である白山。 もちろんご来光も頂上のお池めぐりも素晴らしい。 室堂山荘に泊まれば、暗いうちに頂上に登ってご来光をのぞめる。 夏山は天気が不安定であるので必ずではないが運がよければ雲海から日が昇る。 いまにも太陽が頭を出しそう。 み…

クロユリの周りにイワイチョウ

白山奥宮から頂上をのぞむ。 室堂からは1時間かからない。 こういう青空の時は少ないのでい急ぐべし。 室堂周辺にはいろいろな高山植物が観察できる。 その筆頭はクロユリだろう。 こんな風に花が開いているといいのだけど。 そんな時ばかりではない。 花が…

ハクサンシャジン 山に登ったツリガネニンジン 

霧の中にお花畑が見えてくる。 物語の世界が山にはふつうにある。 イブキトラノオやシモツケのお花畑も美しいが 立ち止まって足元を眺めてもお花はある。 ハクサンシャジンである。 ツリガネニンジンの高山植物タイプ。 キキョウ科でアフタヌーンティーのお…

白山 別山を行く

白山には高山植物が多く見られる。 チブリ尾根から別山へ向かう道も自然が豊かである。 南竜が馬場から下山する途中に見える別山。 青々として美しい。 白山の入口である市ノ瀬から別山登山道を登る。 地味な道であるが、亜高山~高山にある植物が豊富な道だ…

ミヤマシシウド セリ科は難しい

白山に限らず、高山植物にはセリ科が多い どれもよく似ていて区別が難しい(素人には) これはミヤマシシウド 深山猪独活だろう 高さは1~2mと大きい。 4mmの小散形花序が集まって20cmにもなる大きな唐傘のような大散形花序をつくる。 花序 - Wikipedia オオ…

たぶんこの葉っぱは モミジカラマツ

高山植物は見ているだけも心が癒される。 しかし似ているものが多くて同定が難しい。 これは葉っぱが紅葉みたいなので、モミジカラマツ。 この手の花はかわいいのだが覚えにくい。 カラマツソウやミヤマカラマツもある。 白山の植物の調査をするお手伝いをち…

アザミにもいろいろある

白山にもいろいろなアザミが咲いている。 ハクサンアザミ(白山薊)やタテヤマアザミ(立山薊)など多数ある。 花が横についているから、ハクサンアザミかもしれない。 混在することもあり、葉っぱも多様なので同定が難しい。 これはノアザミ(野薊)だと思…

美しいけど毒がある トリカブト

青い花はその色がすがすしくて好きだ。 その中でも高貴な色のトリカブト。 おそらく ハクサントリカブト 白山鳥兜 花に見える萼片が5枚付いていて、花はその中にある。 舞楽の装束の被り物の鳥兜に見えるからこの名前がついている。 烏帽子のような感じだろ…

千手観音が語源じゃないよ センジュガンピ

地味なんだけど味わい深くて好きなのが センジュガンピ 千手岩菲 砂防新道の中飯場を過ぎて甚之助小屋までによく見られる。 夏山ではこのあたりはまだ標高が低くて暑い苦しいときに出会う花。 下山中だと、そろそろ植生が変わってくるあたりである。 名前が…

ひょろりと目立つ イブキトラノオ

エコーライン分岐や南竜が馬場への道など随所で見られる イブキトラノオ 伊吹虎の尾 高さが30cm~1mほどあるので突き出ていて見つけやすい。 3,4mmの小さな花が密集して3~6cmの円柱状の穂になる。 その名の通り、伊吹山と形が虎のしっぽから来ている。 お花…

かわいいじゅうたん アオノツガザクラ

これは何かな?と思う登山者が多いのだろうか。 しっかり名前が書いてある。 びっしりとじゅうたんみたいになっている アオノツガザクラ 青の栂桜 確かにちょっと青みがかった黄色だ。 室堂の近くでよく見かける。 すぐ名前を忘れてしまうので、名前付きの写…

葉っぱが車輪状 クルマユリ 

色も形も目立つこの花は クルマユリ 車百合 花がくるんと反り返っていてかわいい。 茎の上のほうにある葉が数枚から多いと10枚以上で車輪状につく。 この輪生した状態のはっぱを車輪に見立ててこの名がついている。 くるんくるんとした花びらと葉っぱのバラ…

ハクサンコザクラ 雪解けとともに咲く

白山の南竜が馬場の野営場をよく利用する。 単独だとテント泊をすることもあるが、 仲間がいたらケビンで過ごすのが楽しい。 そこでよく見かけるのがハクサンコザクラ 高さ 5~15cmで、ひとつに3つか4つの花をつけている。 白山といえば、と思うぐらいの高山…

華やかだね シナノキンバイ 

高山植物の中でも華やかで見つけてうれしい。 シナノキンバイ 信濃金梅 よく似た花は多いけど、一番はっきりと主張してくる。 金梅は、梅に似ている黄金色の花という意味。 ハクサンイチゲ同様、花のように見えるのは萼(がく)片である。 萼片はふつう5枚で…

ハクサンイチゲ 白山だけはなくいろんな山にある

雪解けすると目にすることができる。 ハクサンイチゲ 白山一華 花ように見えるのは実は萼(がく)片である。5~6枚ついている。 葉は深く3~5つに裂けて、その先がさらに細かく裂けている。 大きく白い花の群生は美しい。 梅雨明けでのみずみずしい姿も良い…

かわいいチングルマ 稚児車

この花を見つけると、なんだかうれしくなる。 チングルマ 稚児車 高山帯の雪渓や砂礫地によくみられる。 南竜が馬場からトンビ岩コースで室堂に向かったときにも見かけた。 高さ5~10cmの落葉小低木で幹は地を這っている。 花が終わると、この名の由来らしい…

太陽に向かう ニッコウキスゲ

太陽にほえろではないが、 お日様にむかっているのがニッコウキスゲ。 なんとも華やかな花である。 高さは60~80cmで花は約7cm 栃木の日光に産するキスゲ(黄菅)の意味。 もとは、ゼンテイカという名前らしいが、その由来は不明という(牧野富太郎) ja.wik…

儚い感じ シモツケソウ

白山の登山道はいくつかある。 別当出合からが一番メジャーで子供たちを連れたグループも登ってくる。 室堂と南竜ヶ馬場への分岐当たりが個人的には好きだ。 急登から一息ついていると高山植物が一杯なのに癒される。 なかでもこのシモツケソウが気に入って…

白山のらんまん クロユリ

植物記を書いた牧野富太郎さんのドラマが始まっている。 里山の植物が取り上げられているようだが、 高山植物のことも想起されて、山に行きたくなる。 花の山として名高い白山の高山植物を振り返ってみた。 白山を代表するといえば、この花だろうか。 クロユ…